日本の建築は木材をふんだんに用い、世界にも類を見ないほどの質の高い技術を育んできました。
ことに伊那谷では、冬の北海道並の冷え込み、春・秋の大きな気温差、爽やかな信州といえど、梅雨どきの高い湿度、夏の暑さという過酷な条件の下、木の性質を適材適所に生かす匠の技には、現代の住宅が目指す健康・省エネ・高耐久のヒントや知恵が溢れてます。
木材の優れた点は、まずその強さです。
屋久島の縄文杉は樹齢7200年といわれ、驚異的な生命力を示しています。
圧縮や引っぱりの強さもコンクリートや鉄などに比べ、4~5倍の強さがあり、高い耐久性をもっています。
また熱を通しにくく、断熱材の役割も果たしています。
そしてなんといっても木は湿度を調節できるということです。
自然な呼吸により、湿度が高いときは湿気を吸収し、反対に乾燥してくると、水分を放出してくれます。
木の恵みを最大限に生かしながら、まるで家自身が生きて呼吸するように、住む人の健康を長く確かに守り続ける家を木造住宅は実現してくれます。

